どうも耳に水が入ったような感じがする、という症状を感じたら、急性低音障害型感音難聴かもしれません。「ゴーッ」という低い音の耳鳴りがしたり、回りの音や自分の声が、含みをもった響くような感じに聞こえることもあります。
原因は、内耳の中のリンパの流れが滞るためで、風邪をひいたり、睡眠時間がじゅうぶんにとれなかったり、またストレスや身体の慢性的な疲れによって起こります。身体の全体的な不調が耳にきた、という感じです。
かかっても比較的治しやすいのが、急性低音障害型感音難聴の特徴です。睡眠不足、身体の慢性的な疲れ、ストレスなど原因に心当たりがある場合は、その原因を取り除くだけで治る場合があります。まずはゆっくり寝て休養をとり、リラックスすることが大切です。
また、飲み薬で治療することも可能です。病院にいくと、一般的に次のような薬が処方されます。
ステロイド薬…急性低音障害型感音難になると、ほとんどの場合、内耳がむくんでいます。むくみの原因になっている炎症を治します。
血液循環改善剤…耳鳴りが怒る原因は、ほとんどが血液の循環不良。これで、内耳の血液の流れをよくします。
利尿剤…これも、内耳のむくみをとるために服用します。このほか、身体全体の血液循環を整える漢方薬も効果があります。
休養と投薬を続ければ、早い人で10日ぐらいで改善されます。また、治療の途中で聞こえ方に変動がある場合は、すこし長めに、1~2か月は投薬を続けます。
急性低音障害型感音難聴は、メニエール病の初期と症状がよく似ています。ただ、難聴と耳鳴りはしますが、めまいは起こりません。めまいが起こる場合は、メニエール病を疑ってみましょう。
また、症状が出たまま生活を変えず放置しておくと、耳鳴りと難聴を何度もくり返すようになります。こうなるとさいしょは急性低音障害型感音難聴でも、やがてメニエール病を発症しますので、早めの治療が大切です。